今回は、小さなこどもと取り組むチョコバナナマフィン作りを紹介します。1歳9か月の息子とチャレンジしました。無理せずお子さんが興味を持った活動をお手伝いしてもらい、お料理を楽しみましょう♪
材料(マフィン型6個分)
- ホットケーキミックス 100g
- バナナ 2本
- 卵 1個
- 砂糖 50g
- バター 50g
- ココア 大さじ1/2
- チョコチップ 大さじ2
作り方
①バターは、電子レンジに10秒ほどかけて溶かしバターにします。
②バナナは、1本半分は荒くつぶし、残りは薄切りにします。←モンテポイント1
③ボウルに卵と砂糖を入れてよく混ぜます。←モンテポイント2
➃③に、溶かしバター、ホットケーキミックス、つぶしたバナナ、ココア、チョコチップを入れてさっくりと混ぜ合わせます。
⑤マフィンカップに➃の生地を流し込み、薄切りにしたバナナを上にのせます。
⑥180℃に予熱しておいたオーブンで20分~25分焼いて、出来上がりです
モンテポイント(つぶす&切る&卵を割る)
それでは、チョコバナナマフィンを作る上で、モンテッソーリ的観点から、こどもと一緒に取り組みたいポイントを見ていきたいと思います!
モンテポイント1 つぶす&切る
今回のチョコバナナマフィンでは、バナナを2つの形状にして使います。1本半分はつぶして、半分は薄切りにします。
まずはバナナの皮剥きから。バナナの皮はスルスルと剥けるので、小さなこどもでも取組やすく、楽しいですね。根本の部分を少し割いてあげると、剥きやすくなります。バナナ好きの我が家の息子は毎日バナナの皮を剥いて食べています。
皮を剥いたバナナをつぶす際には、手でも、マッシャーでもどちらでも。我が家ではマッシャーでつぶしてもらいました。
我が家で使用しているマッシャーは、無印良品のものです。小さめなので、こどもの手でも扱いやすく、おススメです。
【無印良品 公式】ステンレスマッシャー 約幅5×長さ20cm
バナナを切る際は、我が家では、ビクトリノックスのグルメナイフを使っています。刃渡り12センチ、重量36gの超軽量で、とても切れ味が良いナイフです。また、切る面がギザギザしているので、こどもに「このギザギザのところは触らないでね」と、注意を促しやすい点も気に入っています。
お肉でもお魚でも何でもよく切ることができるので、大人も日ごろから重宝しているナイフです。
もう少し色々なものを切るようになったら、息子にもmy包丁を用意してあげたいな、と思っていますが、しばらくはこちらで対応できそうです。
まだ小さなお子さんで、包丁を持たせるのは怖いな、という場合には、食事の際に使うナイフを使ってもいいかと思います。バナナは柔らかいので、十分に切れるかと思います。
包丁を使う際には、3つのことを伝え、お父さん、お母さんが見本を見せてから作業に入りましょう。
①ギザギザしているところは触らないよ。指が切れてケガをしてしまうよ!(ギザギザしていないものを使う時には「刃は触らないよ。指が切れてケガをしてしまうよ!」)
②持ち手を上から持つよ
③左手さんは食材の端っこをしっかり押さえるよ
実際には、我が家の息子(1歳9か月)には①~③を全て行うのは難しかったので、③は親がお手伝いをして、切る作業に集中してもらいました。
モンテポイント2 卵を割る&混ぜる
卵を割るのって、大人でも時々失敗してしまうこともあるくらい、微妙な力の入れ具合が難しい作業ですよね。
この「卵を割る」というお手伝いを通して、こどもは手先をコントロールする力を自然に身に着けることができます。そして、デリケートな卵を取扱うことによって、集中力も身に着けることができます。
まずは、コンコンと卵を優しく打ち付けて、ひびを入れるところから始めましょう。ひびが入ったら、お父さんやお母さんが手を添えて、「ぱかっ」と言いながらボールに卵を割ると、こどもはとても喜ぶかと思います。
我が家の息子は、1歳8か月頃に一度自分で割った時に失敗してしまい、それ以来卵を割るお手伝いに誘ってみても「ママやってー」という時期がしばらく続きましたが、その後、2歳0か月頃に自分で割ることに成功し、その後は「やるー」と言って積極的に取り組んでいます。
その後はシャカシャカと菜箸で卵をかきまぜてもらいましょう。お箸2本が上手に持てない場合には、泡だて器でももちろんOKです。
「かき混ぜる」というお手伝いは手首を動かす良い練習となります。
おわりに
いかがでしたでしょうか。今回は、チョコバナナマフィン作りについて、ちいさなこどもと一緒に取り組むポイントを記載しました。
ちなみに、今回のレシピは、山本リコピンさんの「ビジュアル系フード」を参考にさせていただきました。
http://yamamoto-ricopin.blog.jp/archives/12683652.html
お父さん、お母さんが少し意識するだけで、楽しいクッキングとこどもの発達を促すことの両方が叶うかと思います。
ぜひ親子で楽しく取り組んでみてください。
それではまた!
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