今回は、2歳頃からこどもと一緒に楽しむことができるクッキー作りを紹介します。2歳0か月の息子とチャレンジしました。無理せずお子さんが興味を持った活動をお手伝いしてもらい、お料理を楽しみましょう♪
材料
- 薄力粉 240グラム
- バター 80グラム
- 砂糖 80グラム
- 卵 1個
- ココアパウダー 10グラム
作り方
①薄力粉を振るいます。卵は割って、よく混ぜておきます。←モンテポイント1
②バターを10~20秒電子レンジにかけて柔らかくし、白っぽくなるまでよく混ぜます。
③バターに砂糖を2~3回に分けて入れ、よく混ぜます。←モンテポイント2
➃更に卵を少しづつ加え、混ぜていきます。
⑤薄力粉を加えて、ヘラでさっくりと混ぜ合わせます。
⑥生地の半量には、ココアを混ぜます。
⑦生地がまとまってきたら、手でひとまとめにし、1センチ程度に伸ばしてラップで包んで冷蔵庫で30分程度休ませます。
⑧5mmの厚さに伸ばして、型抜きをし、オーブンシートを敷いた鉄板に並べます。←モンテポイント3
⑨オーブンを170℃に予熱し、12~18分焼きます。
モンテポイント(卵を割る&混ぜる、あけうつし、型抜き)
それでは、クッキー作りをする上で、モンテッソーリ的観点から、こどもと一緒に取り組みたいポイントを見ていきたいと思います!
モンテポイント1 卵を割る&混ぜる
卵を割るのって、大人でも時々失敗してしまうこともあるくらい、微妙な力の入れ具合が難しい作業ですよね。
この「卵を割る」というお手伝いを通して、こどもは手先をコントロールする力を自然に身に着けることができます。そして、デリケートな卵を取扱うことによって、集中力も身に着けることができます。
まずは、コンコンと卵を優しく打ち付けて、ひびを入れるところから始めましょう。ひびが入ったら、お父さんやお母さんが手を添えて、「ぱかっ」と言いながらボールに卵を割ると、こどもはとても喜ぶかと思います。我が家の息子(2歳0か月)も大興奮でした。
その後はシャカシャカと菜箸で卵をかきまぜてもらいましょう。お箸2本が上手に持てない場合には、泡だて器でももちろんOKです。
「かき混ぜる」というお手伝いは手首を動かす良い練習となります。
モンテポイント2 あけうつし
お菓子を作る際に材料の分量を正確に計ることは大切ですよね。
ですので、こどもとのお料理の際には材料の計測はお父さん、お母さんがやるとことがおすすめです。
ただ、ここでポイント、それぞれの材料を計ったら、別々の容器に入れておくと、こどもにあけうつしのお手伝いをしてもらうチャンスを提供することができます。
今回はクッキーですので、材料の種類が少ないですが、例えばお料理を手伝ってもらう際にはお醤油、お酒、お砂糖、みりんなどと全て別の容器に用意をしておけば、こどもはたくさんのあけうつしのお手伝いをすることができます。
あけうつしをすることで、三本指(親指・人差し指・中指)を強化したり、たくさん手首を動かす練習ができます。
洗う容器の個数が増えて、お父さんお母さんは少し面倒かもしれませんが、こどもは大好きな活動なので、可能な範囲で手伝ってもらいましょう。
我が家の息子(2歳0か月)は砂糖と卵をジャーッとした後「もっとー!(やりたいよ)」とアピールしていました。
モンテポイント3 型抜き
いよいよクッキー作りの醍醐味、型抜き!
型抜きはギュッと型を生地に押し当てて、注意深く抜かなくてはいけないので、小さな子にとっては少し難しい作業かもしれません。
お父さん、お母さんが手伝ってあげながら、取り組んでくださいね。
こどもが型抜きをする場合には、生地を冷蔵庫で冷やした後、すぐに型抜きをするのではなく、少しだけ時間をおいて、常温に近づいたタイミングでお手伝いをしてもらった方が、生地が柔らかくなりあつかいやすいかもしれません(ただし柔らかくなりすぎるとこれまた扱いずらくなってしまうので、その際にはまた短時間冷蔵庫に入れて温度を下げてくださいね)。
型抜きをする時に使う方は、あまり大きすぎず、★や▲などのとがりがあるものよりも。ハートや丸などがおススメ。とがりがあるものだと、けっこうな確率で型をはずす時に生地が欠けてしまうことが多いです。
我が家で使っているのは、100円ショップ(キャン★ドゥ)で買った型。こちらの商品、「happy」という文字や、笑顔マークのスタンプのような物もついていて、終盤は息子(2歳0か月)は型を抜くことよりも、スタンプすることに夢中になっていました。
型抜きはギュッと力をかけたり、型からそーっと生地を抜いたりすることで、体全体と手指のコントロールを身に着けることができますね。ぜひ楽しんで取り組んでみてください。
おわりに
いかがでしたでしょうか。今回は、こどもと取り組むクッキー作りについて、モンテッソーリ教育的な観点を取り入れて取り組むポイントを記載しました。
お父さん、お母さんが少し意識するだけで、楽しいクッキングとこどもの発達を促すことの両方が叶うかと思います。
ちなみに今回のレシピはクックパッドに掲載されている田んぼイネさんのレシピを参考にしています。
https://cookpad.com/recipe/1399875
ぜひ取り組んでみてください。
それではまた!
コメント