今回は、2歳頃から子どもと一緒に楽しむことができる手作り餃子作りを紹介します。
息子は大の餃子好き★好きなものはきっと頑張って作ってくれるに違いない!と皮から手作りしてみました。
2歳5か月の息子とチャレンジしました。無理せずお子さんが興味を持った活動をお手伝いしてもらい、お料理を楽しみましょう♪
材料(40個分)
【皮】
- 強力粉 200g
- 薄力粉 100g
- 水3/4カップ
- 塩 小さじ1/2
- サラダ油 適量
- 片栗粉(打ち粉)適量
【肉餡】
- 豚ひき肉 220g
- キャベツ 140g
- にら 1/3束
- 長ネギ 1/2本 A
酒 大さじ2
ごま油 大さじ1
しょうゆ・鶏ガラスープの素 各小さじ1
砂糖 小さじ1/2
にんにくのすりおろし 1かけ分
しょうがのすりおろし 少々
塩、こしょう 各少々 - サラダ油、ゴマ油 各適量
- しょうゆ、酢、ラー油 各適量
作り方
【餃子の皮】
①ボウルに薄力粉、強力粉、水を入れ、しっとりするまで混ぜます。
②手のひらで押しながら、表面がなめらかになるまで5~6分こねます。乾燥しないように濡れた布巾でくるんで、常温で30分ねかせます。←モンテポイント① こねる
【肉餡】
③キャベツ、にら、長ネギはみじん切りにします。ボウルに野菜、ひき肉、Aを入れてよく混ぜ、こねます。←モンテポイント② あけうつし、モンテポイント③混ぜる
【包む】
➃台に打ち粉をふって、②でねかせた生地を半分にちぎり、それぞれ棒状にのばします。それぞれを20個ずつにカットし、合計40個に分けます。
⑤➃の生地をひとつずつ手のひらでつぶし、麺棒で延ばしていきます。←モンテポイント➃ 延ばす
⑥肉あんをスプーンですくって、皮の真ん中にのせます。皮のふちに水をつけながら、生地をおりたたんで肉あんを包みます。
【焼く】
⑦ホットプレート(200℃)orフライパンにサラダ油をひいて餃子を並べます。少し焼き色がついたら湯150~200mlを回し入れ、蓋をして5~7分蒸し焼きにします。
⑧蓋を取り、水分が少なくなったらごま油を回しかけ、香ばしく焼き上げます。
⑨器に盛り、しょうゆ、酢、ラー油を混ぜたタレをつけていただきます。
モンテポイント(こねる&あけうつし&混ぜる&延ばす)
それでは、手作り餃子作りをする上で、モンテッソーリ的観点から、こどもと一緒に取り組みたいポイントを見ていきたいと思います!
モンテポイント① こねる
まずは餃子の皮をこねるお手伝い♪
餃子の皮の材料はとってもシンプル。ボウルに材料をざっと入れて、混ぜていきます。この際、最初はヘラではなく菜箸を使うと生地が張り付かずに混ぜることができます。
ただ、我が家の息子は最初から両手を勢いよく投入。手に生地をたくさんつけて、「おばけだぞー」と盛り上がっていました。
本人は楽しそうでしたが、とても汚れるので、あまりおススメしません。。生地がある程度まとまってきたら、台の上に出し、そのタイミングでお子さんに参加してもらうことをおススメします♪
台の上に生地を出す際にはパン作りやピザ作り、うどん作りの回でもご紹介した、シリコンマットを使用しました。このシリコンマット、我が家の親子料理では登場頻度が高く、とてもおススメです。薄いのにテーブルにピタッとくっつくので、こどもが作業をする時も作業がしやすいです。
生地がまとまってきたらなめらかになるまでしっかりこねます。「こねこねギュッ、ギュッ」と声をかけながら、しっかりとこねてもらいました。
生地を均一にこねるために、時々サポートしてあげましょう。こねる作業は腕の力を鍛え、指先のトレーニングにもなりますね。
我が家の息子は乗り物大好き。生地をこねていたと思ったら、いつの間にか菜箸掘削機が生地にトンネルを掘っていました。子どもの想像力すごい。
モンテポイント② あけうつし
皮の生地を休ませている間に、餃子の肉餡を作ります。
餃子の肉餡は材料がたくさんあるので、あけうつしをするにはぴったりです。少し手間にはなりますが、材料を小皿に準備してセッティングしておくことで、スムーズに行うことができるかと思います。「お醤油お願いしまーす」、「次はお砂糖でーす」等とやりとりをしながら取り組めば、色々な調味料の名前を覚える機会を提供することにもつながるかと思います。
あけうつしをすることで、三本指(親指・人差し指・中指)を強化したり、たくさん手首を動かす練習ができます。
モンテポイント③ 混ぜる
あけうつしで材料を全てジャーッとできたら、次は肉餡をよく混ぜていきます。生のお肉の感覚や、みじん切り野菜の感触をたくさん味わいながら作業をしてもらいましょう。
また、餃子の肉餡はにんにくやショウガ、ニラなど香りの強いものがたくさん入っているのでいい香り。嗅覚を刺激することにもつながりますね。
モンテッソーリ教育においては、自分の周りの環境を理解し、そこに順応して生きていくために感覚器官を十分に使い、五感を研ぎ澄ませることが大切だとされていますね。教具の中にも嗅覚筒というものがあるくらい、嗅覚も大切な感覚として扱われています。
乗り物好きの我が家の息子はごみ収集車になってボウルをざっくんざっくんかき混ぜていました。最近は頭の中の大部分が乗り物になっているようです。
生のお肉を扱うので、作業の前後にはしっかり手を洗ってくださいね♪
モンテポイント➃ 延ばす
肉餡の準備ができたら、お休みさせていた皮を延ばして肉餡を包んでいきます。
我が家の息子にはまだ肉餡を包むのは難しかったので、皮を延ばすお手伝いをしてもらいました。肉餡に触りだすと手がベタベタになってしまうので、皮を延ばす作業と肉餡を包む作業は別々に行うことをおススメします。
手作り餃子の生地は水分が出やすくくっつきやすいので、生地を伸ばす際には、打ち粉をたっぷりして、伸ばしていきます。また、生地を伸ばす際につかう綿棒は、こどもでも扱いやすく、生地にくっつきにくいこちらを我が家では愛用しています(少し凸凹となりますが、扱いやすさ優先)。
タイガークラウン ガス抜き めん棒 小 25cm 7239【ヘラ/耐熱/製菓道具/ケーキランド/日本製/あす楽】
肉餡を包めるくらい薄く延ばすのはなかなか難しそうでしたが、頑張って取り組んでくれました。道具を使って自分の思うような形に生地を延ばす作業は手をたくさん動かすので指の発達を促す他、集中力も養われますね。
粘土などが好きなお子さんは、大好きな作業かと思います。
今回はパパに肉餡包みを担当してもらい、無事に餃子の形になりました!
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回は、手作り餃子作りについて、モンテッソーリ教育的な観点を取り入れて取り組むポイントを記載しました。
ちなみに、今回のレシピは皮は生協パルシステムが運営している『だいどこログ』に掲載のレシピを、肉餡はクックパッドで大人気の☆栄養士のレシピ☆さんのレシピを参考にしています。
特にこの肉餡レシピは、我が家では数えきれないほど作っているレシピです。色々と試しましたが、このレシピが一番おいしい!と夫にも好評です。ぜひ試してみてくださいね。
手作りの皮は市販のものよりもモチッとしていて食べ応え十分!おかずというより飲茶感覚でお腹もいっぱいになりました♪こどもも2歳にして5つ完食。野菜もたくさんとれるので、いいですよね。
お父さん、お母さんが少し意識するだけで、楽しいクッキングとこどもの発達を促すことの両方が叶うかと思います。
ぜひ親子で楽しく取り組んでみてください。 それでは!
コメント