今回は、2歳頃からこどもと一緒に楽しむことができるパン作りを紹介します。2歳0か月の息子とチャレンジしました。無理せずお子さんが興味を持った活動をお手伝いしてもらい、お料理を楽しみましょう♪
材料
- 強力粉 200グラム
- ドライイースト 3g
- 塩 ひとつまみ
- バター 15g
- はちみつ 大さじ1
- ぬるま湯 100ml
- トッピング(レーズン、チョコレート、ソーセージ、チーズなど)
- 卵黄 1個分
作り方
①ボールに強力粉とドライイーストを混ぜておく。そこに塩、バター、はちみつ、ぬるま湯を入れてヘラで混ぜます。←モンテポイント1
②ひとかたまりになってきたら、台の上に出し、15分ほど手ごねします。←モンテポイント2
③ひとつにまとめて、乾燥しないように濡れ布巾をかけて15分ほど休ませます。
➃好きな形に成型します←モンテポイント3
⑤卵黄を溶いて少量の水を加え、ハケでパンの表面に塗ります。
⑥180℃に予熱したオーブンで15分ほど焼きます。
モンテポイント
それでは、パン作りをする上で、モンテッソーリ的観点から、こどもと一緒に取り組みたいポイントを見ていきたいと思います!
モンテポイント1 あけうつし
パンを作る際に材料の分量を正確に計ることは大切ですよね。ですので、こどもとのお料理の際には材料の計測はお父さん、お母さんがやるとことがおすすめです。
ただ、ここでポイント、それぞれの材料を計ったら、別々の容器に入れておくと、こどもにあけうつしのお手伝いをしてもらうチャンスを提供することができます。
今回はパンですので、材料の種類が少ないですが、例えばお料理を手伝ってもらう際にはお醤油、お酒、お砂糖、みりんなどと全て別の容器に用意をしておけば、こどもはたくさんのあけうつしのお手伝いをすることができます。
あけうつしをすることで、三本指(親指・人差し指・中指)を強化したり、たくさん手首を動かす練習ができます。洗う容器の個数が増えて、お父さんお母さんは少し面倒かもしれませんが、こどもは大好きな活動なので、可能な範囲で手伝ってもらいましょう。
今回ははちみつ以外の材料をボールに入れることをお手伝いしてもらいました。
モンテポイント2 こねる・たたく
もっちりと手触りのいいパンの生地は、大人でも触っていて気持ちがいいですよね。我が家の息子(2歳0か月)も大喜びで触っていました。
「ぎゅっ、ぎゅっってやるんだよー」と見本を見せてあげると上手にぎゅっとやってくれました。手をパーからグーにして見せてあげるとお子さんにも伝わりやすいかと思います。
そして、それ以上にお気に入りだったのはたたく、おとすというお手伝い。「ボンッ、ボンッ」とこれまた声を出しながら見本をみせてあげると楽しそうにたくさん取り組んでくれました。
生地をこねる作業は手をたくさん動かすので指の発達を促す他、五感に働きかけることにもつながりますね。
最後に表面に塗る卵液を作る際には、卵を割るのをお手伝いしてもらってもいいですね!(「卵を割る」の詳細は★クッキー作り★の回をご参照ください)。
生地をこねる作業には広い場所が必要。我が家のキッチンはスペースが広くないので、ダイニングテーブルを作業台として、シリコンマットをひいて作業しました。
シリコンマットをひくことで、生地がくっつきにくくなり、作業もしやすくなります。
こちらのシリコンマットは薄くて収納の際にもくるくる丸めて小さくできるのでとても便利でお菓子やパンを作る時にはよく使っています。
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モンテポイント3 丸める
パンの成型の際には、こどもの好きな形を自由に作ってもらいましょう。
動物の耳や鼻など小さなパーツを作ったり、レーズンやチョコレートでトッピングする作業は細かな作業になるので、指の発達を促すことができますね。まだちいさいこどもの場合はお父さん、お母さんが協力してあげてくださいね。
我が家の息子(2歳0か月)が気に入ったのは生地を伸ばして三角形に成型したものをウインナーにくるくると巻き付ける作業。きれいに巻くことができてご満悦でした。
おわりに
いかがでしたでしょうか。今回は、こどもと取り組むパン作りについて、モンテッソーリ教育的な観点を取り入れて取り組むポイントを記載しました。
お父さん、お母さんが少し意識するだけで、楽しいクッキングとこどもの発達を促すことの両方が叶うかと思います。 ぜひ取り組んでみてください。 それではまた!
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