今回は、2歳頃からこどもと一緒に楽しむことができるシイタケの肉詰め作りを紹介します。2歳2か月の息子とチャレンジしました。無理せずお子さんが興味を持った活動をお手伝いしてもらい、お料理を楽しみましょう♪
材料(8~10個分)
- 豚ひき肉 200g
- シイタケ 8~10枚
- 長ネギ(みじん切り) 1/2本
- しょうが(すりおろす)5グラム
A 溶き卵 1/2個分
パン粉 大さじ2
しょうゆ、みりん 各小さじ1
塩 ひとつまみ
- 片栗粉 適量
- サラダ油 大さじ1
B 酒 大さじ2
しょうゆ、みりん 各大さじ1
- 大根おろし 大さじ4
作り方
①シイタケは、軸の根本に包丁の先を刺し込み、シイタケを回しながら軸を掘るように取り除き、シイタケの傘の内側に、片栗粉をハケで薄くまぶします。 ②ボウルにひき肉、長ネギ、ショウガ、Aを入れ、粘り気が出るまで練り混ぜます。←モンテポイント1 あけうつし & モンテポイント2 こねる
③②の肉だねを、8~10等分にし、①の内側に押し込むように詰め、山盛りにのせます。モンテポイント3 丸める
➃③の肉の面に薄く片栗粉をまぶします。フライパンにサラダ油を熱し、肉の面を下に並べて中火で焼きます。 ⑤焼き色がついたら裏返し、アルミ箔で落しぶたをして3分ほど焼き、中まで火を通します。 ⑥再び裏返したら、ペーパータオルで余分な油をふき取ります。混ぜ合わせたBを加え、煮詰まってきたら、上下を返しながら両面にからめます。器に盛り、大根おろしを添え、大人用には粉山椒をかけます。
モンテポイント(あけうつし&こねる&丸める)
それでは、シイタケの肉詰め作りをする上で、モンテッソーリ的観点から、こどもと一緒に取り組みたいポイントを見ていきたいと思います!
モンテポイント1 あけうつし
肉詰めのタネの部分に使ういくつかの材料をそれぞれ別々の容器に入れておくことで、こどもにあけうつしのお手伝いをしてもらうチャンスを提供することができます。
あけうつしをすることで、三本指(親指・人差し指・中指)を強化したり、たくさん手首を動かす練習ができます。洗う容器の個数が増えて、お父さんお母さんは少し面倒かもしれませんが、こどもは大好きな活動なので、可能な範囲で手伝ってもらいましょう。
材料として使う卵を割って加えるところの卵を割るのをお手伝いしてもらうこともできますね(「卵を割る」の詳細は★クッキー作り★の回をご参照ください)。
モンテポイント2 こねる
材料を全てボールに入れたら、お肉を混ぜます!
生のお肉を触るので、もちろん手をきれいに洗ってから取り組みましょう。
こどもによっては、ぐにゅぐにゅとした感覚を嫌がるケースもありますので、無理はせずに取り組んでくださいね。
お子さんによってはそろそろとなでるだけだったりするかもしれません。
その場合には、お父さんやお母さんが見本を見せてあげたり、「ぎゅっ、ぎゅっ」と声をかけながら手をパーからグーにして見せてあげるとお子さんにも伝わりやすいかと思います。
手をたくさん動かすので指の発達を促す他、五感に働きかけることにもつながりますね。
モンテポイント3 丸める
今回はシイタケの肉詰めにしたので、軸をとったしいたけに、お肉を丸めて詰めていきました。
こどもには、ころころしてね、と丸める作業をお手伝いしてもらいました。ただ、我が家の息子(2歳2か月)にはまだ少し早かったようで、丸めながらつぶし、ひたすらお肉の感触を楽しんでいるようでした。もう少し大きくなったら、成型も一緒に楽しめるかな、と思います。
ところで、今回のシイタケの肉詰めは、かつて我が家でしいたけ栽培セットでしいたけを育てた際に、あまりにたくさんのしいたけが収穫できたので、しいたけを使うお料理はないかなーと探して作り始めたものです。
しいたけの原木を専用の容器に入れて水を霧吹きで毎日かけるだけで、物凄い勢いでしいたけがにょきにょき生えてきます。毎日変化があって、観察するのがとても楽しいですので、ぜひ試してみてくださいね。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回は、こどもと取り組むシイタケの肉詰め作りについて、モンテッソーリ教育的な観点を取り入れて取り組むポイントを記載しました。
ちなみに、今回のレシピは、笠原将弘さんの「和食道場」に掲載されているものです。
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しいたけが苦手なお子さんには、お肉の部分だけをハンバーグにしてもいいかと思います。お父さん、お母さんの分にはぜひ粉山椒を♪これがあるだけで、ぐっとおいしくなりますよ。
お酒にも、ごはんにも合う我が家のお気に入りメニューです。
お父さん、お母さんが少し意識するだけで、楽しいクッキングとこどもの発達を促すことの両方が叶うかと思います。
ぜひ親子で楽しく取り組んでみてください。 それではまた!
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